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北海道放浪ひとり旅

オホーツクラインをいく

日本最北端の地をあとにし、オホーツク海沿いの国道238号、通称オホーツク国道を南下することにした。途中、休憩のため道の駅に立ち寄ったが、オホーツク海から吹き付ける風が、ものすごく強い。このような厳しい自然の中、北海道に入植し、酪農や農業をはじめた人々には敬服してしまう。

途中、ハクチョウの飛来地として有名なクッチャロ湖に立ち寄る。この季節では当然ハクチョウがいるわけもない。湖面を吹き抜ける風は強く、湖畔にはほとんど人はいない。湖畔にはキャンプ場や温泉施設もあり、景色も良い。天気が良く風がなければ、ここにテントを張り一泊もと思ったが、この風ではちょっとつらい。残念であるが、クッチャロ湖をあとにする。



今日はどこまで行こうか。次なる大きな街は紋別、そして網走である。網走は、稚内から320kmもあり、1日で走りきるにはなかなか厳しいが、この先のスケジュールに余裕を持たせるためにも、網走までは行ってしまうことにした。

オホーツクの街は、どことなく物悲しい。目の前はオホーツク海、背後には広大な原野。海から吹き付ける風が、寒村に吹き抜ける。東京にいる間、寝食も惜しんで働いていたが、この村々にすむ人々は、また別の生活をして生きているわけである。あたりまえではあるが、不思議でもある。


ひたすら走った。途中、道の駅やコンビニに立ち寄り休憩した。サロマ湖に立ち寄り、湖とオホーツク海を眺め、湖畔の道の駅で名産のホタテ焼きを食べたりした。

能取湖(のとろこ)の湖畔についたころ、疲れのため運転を続けるのがつらくなった。網走市街へは、もう少しであったが、これ以上無理をすると危険だ。湖畔のパーキングエリアに車をとめ、車内で一夜を明かした。


クッチャロ湖 廃線跡 サロマ湖


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